その後、ローマ帝国の反映とともに パントマイムという表現はヨーロッパ全体に広まりました。 やがてイタリアでコメディアデラルテ(即興仮面喜劇)の人気に火がつくと 無言劇やマイムが一大ブームを起こします。 また、その後フランスなどで、テレビなどがなかった時代、 市民は普段からワインなどで酔っぱらい、 日々娯楽を求めて見世物小屋に足を運びます。 見せ物小屋で起こっているショーは、 サーカス、動物をつかったショー、お芝居や、コンサートなどと様々であり、 その中でも特にお芝居などの上演は、 ごったがえす酔っぱらった観客の野次、 観客同士の喧嘩や、隣の席の人とのお喋りなどで、 喧噪のなかとてもじゃないけど舞台から発する役者の台詞など 聞き取れる環境ではなかったといいます。 そのため言葉を使わずに、表現する役者が求められたといったということです。 と、だいたいこういった歴史があります。
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